奄美島口ラジオ体操って何?

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子どもから高齢者まで広く知られ、小中学校での実施を始め、夏休みのラジオ体操会や運動会での実施、高齢者福祉施設、職場などの健康づくりのための運動として行われているラジオ体操。

ラジオ体操の掛け声を、奄美の方言「島口」に置き換えたものが、『奄美島口ラジオ体操』です。

誰でも知っているラジオ体操を奄美方言の『奄美島口ラジオ体操』にし、消滅の危機にさらされている奄美の方言「島口」を次の世代に保存・継承し、奄美の文化多様性を守る活動へとつなげていきたいという思いから、『奄美島口ラジオ体操』を企画しました。

ラジオ体操の伴奏曲には、伝統楽器のサンシンとチヂンをとりいれ、奄美独特の雰囲気を醸しだすオリジナル楽曲を使用した『奄美島口ラジオ体操』を制作し、子どもたちをはじめ、特に若い世代が『島口ラジオ体操』を通じて「島口」に慣れ親しむことで、「島口」を身近に感じ、興味や関心を持つことが、保存・伝承につながっていくと、私たちは考えています。

                        
奄美島口ラジオ体操の普及で、みんなで楽しく健康に!

「いつでも、どこでも、だれでも」出来るラジオ体操は、学校などで子どもたちの運動として利用されるだけでなく、「日頃の運動不足の解消に適している」と中高年層にも再評価されるとともに、近年注目されており、子どもたちの体力向上、高齢者の健康保持にも役立っています

『奄美島口ラジオ体操』の普及により、方言を知らない、しゃべれない子どもたちが島口を知り、興味・関心を持つことにより、親や高齢者意などとの世代間交流機会が生まれたり、市民運動会での利用など地域住民同士のコミュニケーションにも役立ち、共通の交流手段として奄美のみんなで取り組むことができると考えています。

                        

また、現在TVのCMや商品のネーミング、標語をはじめ様々なものに方言が使われるなど、各方面で方言が注目されていることから、奄美をPRするためのツールとしても、様々な機会を通じて利用して頂くなど、奄美を島口で盛り上げる新たな機運の一つに『奄美島口ラジオ体操』がなるような普及活動を行なっていきたいと考えています。